飽食・美食の時代を迎え、多くの人々が健康不安を抱え健康への関心が高まっています。
「死の四重奏」といわれる「肥満症・高脂血症・高血圧・高血糖」が重なり、生活習慣病に進行する「メタボリック症候群」が話題になりました。
国民の3人に1人がアレルギー体質、糖尿病、肝臓病もそれぞれ約600万人ずつと言われ、国民病となっています。また三大死因と言われるガン、
心臓病、脳卒中で全体の6割を占めています。
その原因はいろいろ考えられますが、もっとも根本的な原因として挙げられるのは、自然法則から大きく外れた食生活です。添加物、農薬を大量に
使用した加工食品、動物性食品や甘いものなど、正しい食生活からますますかけ離れたものになってきているからです。
なぜ食べ物がこれほど重要かというと私たちの体は、食べ物でつくられているからです。私たちの体は60兆の細胞が集まってできていて、その細胞に
栄養を供給しているのが血液です。その栄養は食べ物が胃や腸で吸収されたものです。つまり健康な体は、自然法則にあった正しい食事でつくられるのです。
薬は一時的に症状を抑えてくれる対症療法ですが、根本から健康になるには食事を正して体質改善することが大切です。
実はこういう私たち家族も、30年前には母の変形性股関節症・低血圧・便秘・肩こりや父の失明寸前の緑内障・痔や姉の慢性便秘・貧血・冷え症と
私の頭痛・胃弱・鼻炎と保険証が書ききれない状態だったのです。その当時は、進歩したはずの現代医学を全面的に信じてせっせと病院に通っていたのです。
しかし薬や手術では、根本的な解決にならない自分たちの病気の現実に突き当たり、限界を強く感じ、食事療法や東洋医学を勉強するようになりました。
一方、確かに急性病である感染病や事故などに薬や外科手術が必要な事はいうまでもありません。大事なのは、食生活の間違いから起こる食原病の場合には、
当たり前ですが病気になる食事から健康になる食事に改善すればよいのです。
1.日本人の主食であるお米をしっかり食べる(食事全体50~60%)
主食は未精白の玄米、分づき米、胚芽米、雑穀を加える。
玄米酵素やハイゲンキのような消化吸収のよい玄米発酵食を加えると栄養と酵素を理想的に補えます。
2.みそ汁、納豆、漬物などの発酵食品で酵素を補給する。
3.副食(おかず)は野菜(根菜類、緑黄色野菜、淡色野菜など)や海藻(ワカメ、昆布、ひじき)の食材を中心にお料理する。(食事全体の30~40%)
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を中心にする。